ヨガプラクティスのことと最近のあれこれ
今年のヨガクラスも来週で終わるので今年ヨガの練習をして学んだこと、感じたことを言葉にしてみることにしました。
季節も変わってだいぶ時間が経ってしまったけど、サラ・パワーズ先生のInsight yoga intensive courseを受けました。
以前からyin yogaに興味があって練習をしてきたのだけど、この方の本"Insight yoga"を何度も読むうちに知識と経験の多さを感じて一度クラスを受けてみたいなと思っていたので来日のコースを受講しました。
yin yogaの大きな柱は5つで、
1: 身体の部分 自分に適した形でアーサナをとる
そこで身体を動かさない
そこにしばらく留まる 5呼吸〜5分
2: エネルギーの部分 prana、気を高める
・エネルギーがどのように身体に働きかけているか?
・エネルギーの動きをイメージすることによってより高めることができる
3: 感情の部分
yin yogaは長くホールドするためこの部分に強く働きかける
自分の感情とどうむき合って行くかを学んでいく
4: マインドの部分 エッセンスの部分を学ぶ
自然なエッセンスを内側に持っていることに気づく
瞑想することによってそれをより強く感じることができる
クリアで偏見の無いマインドを育む
5: 人と人との関係(自分に対しても)
自分の内側と繋がりながら他の人とも同じように繋がっていく
自分自身の中にはいろんな自分がいることを認めて受け入れる、そこに敬意を払う
この5つの柱を軸に様々な経絡や臓器に働きかけるようアーサナをとります。
何かを引き起こすのではなくて自分の中で起こっていることを感じていく。
サラパワーズのInsight yogaの本に出会う前に、別の陰ヨガの先生に習いに都内まで通っていた時期があったのだけど、その先生から教わったことも土台になっていて、陰ヨガの練習やこの本、今回の講座で更に理解が深まった気がする。
そもそも陰ヨガに興味が出てきたのが、ヨガの練習をするたびに頭の中が忙しくなっていて瞑想的なヨガの練習をしてみたいなと思ったのがきっかけでした。
その頃は瞑想といっても長く座っていられなかったし、とにかくひっきり無しに駆け巡っていく思考や感情に自分でもどう対処したらいいのかがわからなくって答えを探しているような時でした。
一番最初に受講したクラスが瞑想のための陰ヨガ集中講座だったのだけど、
朝から夕方まで座学とアーサナの練習をした後の最後の瞑想がすごく安定した姿勢で、よりスムーズに瞑想状態に入れたのを身体が覚えていて、それから陰ヨガの練習を取り入れるようになりました。
どちらかというと動的なヨガをすると頑張りすぎたり、やりすぎたり、力を入れて伸ばそうとする傾向が強かったのだけど、陰ヨガの練習を取り入れるようになってからその傾向が段々おさまってきて自分の身体の状態を深く観ると同時に呼吸をすごく意識するようになりました。
今回の講座で先生も言っていたのだけど、
"筋肉が伸びている"というのは"力を入れている"のではないということ。
身体からのフィードバックを感じながら練習の仕方を決めていく。
毎日身体は変化していて一定ではないのが常なので、自分の身体に意識を向けるというのがすごく大切だなと思う。
それを続けていくと経験になって、自分自身を知るっていうことに少しづつ繋がっていくのだと思われる。理解が深まったり。
座学で印象に残ったのは、自分が知らないもの、理解できないものを知るという時は次のレベルに行くときで、そのときに大切なのはもっと謙虚になること。
先を行っている人達に敬意を持つこと。
そして常に自分に問いかける、探求していくことを大切にする。
当たり前のことなのだけど心に引っかかった言葉でした。
アーサナでは各臓器や経絡に働きかけるようにしばらく留まるようにします。
今回は3日間だったのでそれぞれ脾臓と腎臓、肝臓、肺と心臓のためのシークエンスを練習しました。
陰ヨガに限らず、ヨガの練習では身体と心、感情やエネルギー(プラーナ、気)が全て繋がっていて互いに影響しあっていることに気づいたり知ったりするのだけど、
臓器や経絡も身体の一部分として特性があって心や感情、エネルギーに影響を与えている。
そう考えると身体って宇宙みたいだなと思う。
自然に生きているけれど、身体の中ではいろんなものが影響しあっている。
勉強を怠っていたけど、また経絡理論を少しづつ再開しようと思うようになりました。
最近のあれこれとしては、今年はいつもよりもいろんなことがあった1年だったけど(まだあと1ヶ月ありますが)、良いとか悪いとか関係なく必要なことが起こってそれを経験したんだなぁと思うようになりました。
私の中で勝手にメッセンジャーだと思っている人達がいて、その人達が毎回同じ時期に同じようなことを伝えてくれるのだけど、今年も同じようにやってきた伝言が最近私が薄々感じていることだったりするので、そちらの方向にシフトできるようにしていきたいなぁと思います。
どちらかというとこの10年くらい自分の内側を見つめる時間を多く過ごしてきていたので、アウトプットする時間を少しづつ増やすようにしていきたいな。
それと同時に陰と陽のバランスを取るようにするというのが最近の興味があるテーマで、
普段陰ヨガのような静かな練習をすることの方が多いのでバランスを取るために動的なヨガの練習も時々取り入れていってるところ。
それによってどう変化していくのかもちょっと楽しみ。
そしてアシュタンガヨーガの8支則も実践していくこと。
ノートの一番端っこに書いてあったメモ。
今、自分の中で起きていることをそのまま受け入れていく。
リラックスして穏やかな状態でyin yogaすることで、
どこかに行って、何かをするということをしなくて良いことを知る。
ただそこにいるということを体験する。
合掌