ネイティブ アメリカンの伝統的な教え
自然と宇宙の神秘とを日々の暮らしの一部として、彼らはまじめに崇拝していました。
ーー 朝目を覚ましたときと、そして夜眠りにつく前には、自らの内側で息づくいのちと、ほかのすべてのいのちに対して、この世界をつくられし存在から、汝と、汝以外のものたちにもたらされた良きものに対して、感謝を捧げよ。
ーー 朝目を覚ましたときと、そして夜眠りにつく前には、自らの内側で息づくいのちと、ほかのすべてのいのちに対して、この世界をつくられし存在から、汝と、汝以外のものたちにもたらされた良きものに対して、感謝を捧げよ。
過ぎ去りし日々の、汝の考えや行いに、深く思いをめぐらせ、より良き人間となるための、勇気と、力とを、探し求めよ。
すべての人にとって、真に恩恵となるものを、探し求めよ。ーー
・相手が年齢のいかない子供であれ、
年寄りの長老であれ、つねに相手を思いやり、尊敬の念をもって接しなさい。
・相手が長老であったり、両親であったり、先生であったり、共同体の指導者である場合には、さらにいっそうの尊敬の念をこめなさい。
・言葉や行為によって相手を打ちのめすような真似をしてはなりません。
死に至る毒物を避けるように、誰かのハートを傷つけることも避けなさい。
・相手の許可を得ることなく、またあなたとそのものとの繋がりが理解されないうちは、他人の持ちものに絶対に触れてはなりません。
特にそれが”聖なるもの”である場合はなおさらです。
・すべての人のプライバシーを大切にしなさい。ある人の静寂な時のなかに侵入したり、個人的な空間のなかに踏み込んだりしてはなりません。
・話をしている人たちの間に割って入ることは許されません。
・いかなるかたちであれ、会話をしている人たちの会話をさえぎるような真似はしてはなりません。
・年寄りや、見知らぬ人や、特別な配慮が必要な人の前にいる時には決して声を荒げてはなりません。
話す時はくれぐれも穏やかに。
・長老たちが参加をするような集まりにおいては、話を求められない限り自分から話を切り出してはなりません。
・面と向かってであれ、陰に隠れてであれ、相手が誰であろうと、特定の人物の悪口を口にしてはなりません。
・地球とそのあらわれの一切すべての相を、実の母親としてあつかいなさい。
鉱物の世界、植物の世界、動物の世界に対し、深い尊敬の念を表しなさい。
・空気や土壌を汚染するようなことはなんであれしてはなりません。
万が一誰かがわれわれの母親である地球を破壊しようとしたら、彼女を守るために知恵を持って立ち上がりなさい。
・他人の信仰や宗教に常に深い尊敬の念を示しなさい。
・他人の話すことに真剣に耳を傾けなさい。
たとえその話の中身が自分にとってまったく意味のないものであったとしても、心で聞きなさい。